敵は背後より突然、襲ってくる。(その1)
若狭高浜。我が妻が幼少の頃父や弟達と夏の海水浴に毎年訪れた処。民宿は”但馬屋”であったと懐かしげに又、もう一度行きたい、私も何か海を見に行きたいと思う心と一致して妻の思う場所に早速電話をして行ける事と成った。”JR嵯峨嵐山”から普通で本当に久しぶりのゴットンゴットンのゆっくりした電車の旅。僅か3時間30分ばかりの片道一人当たり¥1,890円、で行ける。我が家からの気楽にできる旅で、天候にも大変恵まれ、温かい日光の下、11時30分ごろに若狭高浜に着く。早速駅のそばにある観光案内所で海辺の道程の案内を受ける。昼時でもあるので駅の2階にあるコパ(フランス語で仲間という意味であると言ってくれた)ここで二人は、昼食とする。薬指の爪ぐらいのハエが飛んで来て窓ガラスに止まる。私は、テッシュを三枚程重ねて蠅を窓ガラスに押さえて取る。その上にテッシュ三枚ほど重ね、丸めて¥800円のレンコン揚げ昼食の四角の大きめの盆で運んできた少し、プクッとしたしなやかな見た目、26歳くらいの色白で唇の厚めの女性に渡した。私は、「この蠅は男ですよ、女であったらこのように攻撃はしませんよ!!」と言った。このプクッの女性は反して来た。「あなたさんでは女性が集まってくると思いますよ。この蠅は女と思いますよ」とニコニコして立ち去った。
食後、地図を見ながら静かな誰も歩いていない、車も無い海へ向かっての大通りをポカポカの太陽の下をテクテクと歩く。 静かだ 時折、最近流行の後部垂直の流線型でない味気無い軽、の、それも白色と黒色のカラー色のなんとも温かみの無い車2台がブーーーとせわしく走り去る。 ----to be continued———–
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